今日は小ネタです。

相続放棄のご依頼を頂いたお客様から、「裁判所から自宅へ郵便物が届くとご家族が心配する」って理由で、何とかなりませんか?ってご相談。

相続放棄の手続を弁護士さんに依頼すれば、裁判所からの書類は弁護士事務所へ発送されるので何の心配もありませんが、司法書士の場合には、裁判所からの書類は原則、本人さんへ郵送されます。

郵便局

司法書士の事務所を送達場所として届出をする方法もありますが、その相続放棄が、本人の意思に基づくものか確かめるための「照会書」は、本人へ送るのが大原則。(稀に司法書士への送達を認めて頂けることもありますが、照会書が他の相続人の手に渡ると大問題です。悪用する輩もいるでしょうし)

今回は、裁判所に「郵便局留めで!」ってお願いしてみたところ、無事、郵便局留めの対応して頂けました。

ご家族に余計な心配をかけないで、相続放棄手続を進めることが出来ました。