こんばんは！神戸の司法書士 塚本です。
ずいぶん以前に、一般社団法人の設立のご依頼を頂いたお客様から、裁判所から罰金（過料）通知が届いた！って連絡を頂きました。
登記懈怠の過料は７万円でした！
事情を伺ってみると、役員の重任登記をしていないらしく、７万円払え！ってことらしいです。
登記事項を確認してみると、平成２７年に設立してから、一度も役員（代表理事）の重任登記がなされていません。
株式会社であれば、「うちの会社の役員の任期は１０年！」ってことで、任期中だから「登記はサボってません！」て言い訳もできたりするのですが、一般社団法人の役員の任期は２年。よって、サボっていたことに対して言い訳ができません。
ところで、この９年間、役員を選任（重任）していたのに登記をサボっていたのか？、役員の選任自体をサボっていたのかって論点はありまして、ご依頼人に確認したところ、登記をサボっていたってことで、ざっと５回の役員重任登記を申請することになりました。
正直者が馬鹿を見る？
この５回分の役員変更登記、登録免許税は５倍！ってことはなく、通常通り１万円！
うちの登記報酬も「○万円」にさせて頂いたので、合計○万円。
もし、任期どおりに５回の登記を普通の司法書士に依頼していたら、登録免許税が１万円と報酬２万円ぐらいでしょうから、合計１５万円。
過料（罰金）足しても、サボっていた方が安かったりします。正直者が馬鹿を見るのでしょうか？
単純に金額だけ比較すると、サボっていた方が少ないかもしれません。
が、登記懈怠の過料（罰金）、経費計上できませんので、きちんと登記をした方がいいんじゃないでしょうか？
法務局から連絡が
５回分まとめて登記を申請したところ、さっそく法務局から連絡が・・・
ミスった？と思ったところ、
登記申請頂いた一般社団法人Ａの件、問題なく完了します。
ところで、ちょうど今、休眠会社の整理中でして、今回先生に申請頂いたＡ法人も整理の対象となっており、法務局から入れ違いで通知が届く可能性がありますので、その旨よろしくお伝えください。
てことでした。
みなし解散の通知が来ると、事業を廃止していない旨を申告するか、登記を申請するか、しないと解散させられるのです。
今回、登記を申請したはずなのに、そんな通知が来たら困惑するってことで、法務局の親切な対応に感謝です。
みなし解散の整理がはじまっています！
てことで、対象の会社には、法務局から通知が届きます！
？？？どうしたらいいの？って方は、お気軽にお問い合わせください。
なお、申告期限は令和６年１２月１０日までですので、お気をつけてください！
